日々之雑感 過去之出来事

更新日: 2003/12/17

2003年 02月


2003.2.1 (土)

事故

_  久方ぶりに高校のころの友人と夜遊び。
 ビリヤードで対決するも、ぼろぼろに負ける。

_  てなわけで夜中に帰ってきてみると、シャトルが墜ちたという臨時ニュースが。
 映像からは爆発じゃなくて空力破壊か熱破壊かの構造破壊に見える。翼を持っているだけ、カプセルに比べると構造的にクリティカルな部分は多いだろうからなあ……

_  とりあえず日本語で最も詳しく解説されているのは宇宙作家クラブニュース掲示板

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2003.2.3 (月)

眠い

_  結局日曜の朝までNHKを見つづけたりしたため、生活サイクルが微妙におかしな具合に。眠いなあ。

シャトルの事故

_  コロンビアと共に散った七人の宇宙飛行士の冥福を。

_  といったところでぶっちゃけた話、あまり実感は無い。七人の中でその業績を知っているのはイラクの原子炉爆撃を行ったと言われるイラン・ラモン空軍大佐くらいだが、これにしても当然名前まで知っていたわけではない。

_  シャトルの打ち上げそれ自体がマスコミへのアピール度を失って久しい。
 ぶっちゃけた話少なくとも国内では日本人飛行士が乗る場合を除いてニュース性の無い話題だろう。それでも、シャトルの打ち上げは冒険とは言わないまでも多大なリスクを背負ったものであることを今回の事故は万人に思い出させることになっただろう。
 スペースシャトルは、完成された技術とは程遠いシステムである。「なんとか実用に耐える」程度のシステムだ。事故の確率も普通の旅客機にくらべると3ケタから4ケタも高い。
 フリーマン・ダイソン博士は著書『多様化世界』で、スペースシャトルシステムを「技術者が夢を追いかけた結果、実用からはかけ離れたものになってしまった例」として上げているほどだ。
 もちろん第一線に立つ飛行士がそれを知らないわけは無いだろうし、無情な言い方をすれば、今回の事故も自動車や鉄道や航空機の歴史で繰り返されてきた尊い犠牲の一つに過ぎないのだろう。

_  アメリカは有人宇宙飛行計画は継続すると発表した。当然だろう。アメリカが有人飛行をロシア、そして中国にまかせっぱなしにするとは思えない。何事もナンバー・ワンが好きな御国であるから。良きにつけ悪きにつけ、一度決めたら徹底的にやるというアメリカの根性は大した物だと思う。悪い方は控えて欲しいが。
 しかし国際宇宙ステーションはどうなるか。すでに日本モジュール「きぼう」の打ち上げ延期は必須という報道がなされているし、「きぼう」自体の寿命がそれまで持つかという疑問もある。
 しかし、その程度で終わればまだよいのだけれど。

_  シャトルが無ければ、国際宇宙ステーションの建造はストップする。
 代替手段は無い。
 国際宇宙ステーションの現状での運用は、ソユーズとプログレスがあれば技術的には可能だろう。資金の問題があるが、それはさておくとして。
 しかし、国際宇宙ステーションを現状で運用する意義を見出すことができるかは疑問である。現状の3人常駐体制ではできるのはステーションのメンテナンスが精一杯で、実験等を行う余地は無いし、設備も無い。
 シャトルの運用が再開されるとして(最悪再開されない可能性だってある)それまでの数年間を現状維持だけのために運用を行えるのか。
 予算の問題から、アメリカ議会には国際宇宙ステーション計画に意義を唱える勢力も存在する。火のつき方次第では国際宇宙ステーション計画自体が消え去るかもしれない。
 以前と違って、ミールが失われた今、軌道上には他の宇宙ステーションは存在しない。国際宇宙ステーションを失っても、アメリカ(の面子)としてはマイナスにはならない、という考えが大勢となってもおかしくはない。
 今回の事故は、七人の命だけでなく、我々の未来の幾許かをも葬り去ったのかもしれない。

_  私は、この世に自分の命を賭けても行うことが必ずあると信じる。そうでなければこの世に生きている価値など無い。
 想像ではあるが、無くなった七人の宇宙飛行士も同じだろう。
 我々はこの尊い犠牲に答えなければならない。

_  この事故はなぜ起こったのか。
 この事故で何が失われたのか。
 そして、これから我々は何をしなければならないのか。

_  七人の勇敢なる宇宙飛行士に安息を。
 我々は、苦難の道を前進する。

宇宙作家クラブ会員のコメント

_  スペースシャトル コロンビア号事故に関する宇宙作家クラブ会員のコメント

_  ちなみに私は会員でもなんでもないです。何度か誤解されたことがあるんだけど。

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2003.2.11 (火)

「ストラトス・フォー」を見る

_  会社の先輩から4話まとめて貸してもらった。
 ……とりあえず分かったこと。

_  専門用語とか、「雰囲気で解れ!」といった具合に視聴者無視してがんがん飛び交うのは個人的に好きだなあ。

_  2話の着陸シーンとか見ると、「マクロス・ゼロ」よりよっぽど飛行機に見えます。あの対地効果でのよれ方とか、エレベータの動きとか、解ってやってるよなあ。しかし、宇宙の底とか……やっぱり「ライト・スタッフ」だよな。
 3話、止まらなかったんだろうなあ、やっぱり。
 4話冒頭、をを、エルロンきちんと動いてるぞ。

_  いろいろな科学考証とかは語り尽くされているよーなので省略。

_  ところでミサトさん、転職したんですか?

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