VFD Shieldは、蛍光表示管LD8035E 6本とリアルタイムクロック(RTC)を備えた、Arduinoのシールド基板です。
主に時計として使用します。
RTCは電気二重層コンデンサでバックアップされているため、停電となっても一週間(満充電実測値)程度は時刻を保持します。
電気二重層コンデンサは、通電中に自動的に充電されるため、電池交換等の手間が不要です。
操作用に3つのタクトスイッチを備えています。
動作するためには、Arduino互換のマイコンボードと組み合わせる必要があります。
Arduino Uno、Duemilanove、Japaninoで動作確認を行いました。
Rev.2.2基板以降でLeonardoに対応しました。
IV-21、IV-28Bについては、現在試作品です。
Maker Faire Tokyo 2015 VFD Shield for IV-21について
スイッチサイエンス殿で「VFD ShieldキットSMD部品実装済(Rev.2.5)」を委託販売していただいています。
ニコニコ技術部の勉強会(名古屋、京都)、Maker Faire Tokyoなどのイベントに参加しています。
シールド基盤本体には、表面実装部品が使用されています。
「表面実装(SMD)部品実装済」のキットでは、表面実装部品は実装・動作試験済ですので、DIPピッチのスルーホール部品のはんだ付けで組み立てが可能です。
表面実装部品の部分を市販のモジュール部品を使うことで、DIPピッチのスルーホール部品のはんだ付けのみで組み立てが可能です。
セパレータ(時計の「:」表示)部分はチップLED(1608サイズ)のはんだ付けや空中配線が必要となります。
難易度は高いですが、この部分は作成しなくても、シールド自身は動作します。
回路図 Rev.2.0
回路図 Rev.2.1
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VFD(蛍光表示管)時計 ケースの話
VFD Shield Rev.2.1 Arduino Leonardo対応(無理矢理w)
本Shieldをお使いになるには、ある程度の電気やはんだ付けに関する知識や技術を必要とします。
本Shieldを使用したことによる損害、損失については一切補償しません。
Rev.2基板
ロシア製VFD IV-21を使用したArduino用のシールドです。
円柱型のガラス管の中に8桁の7セグ表示パターンと記号桁が封入されている蛍光表示管です。
RTCにDS1307を搭載し、電気二重層コンデンサによる時刻情報のバックアップが可能です。
Arduinoで制御される昇圧コンバータで、VFD点灯用の25〜30Vを生成しています。
DC-DCコンバータの制御に使用しているライブラリの制限から、Arduino Leonardoでの対応が課題となっています。
ロシア製VFD IV-28Bを使用したArduino用のシールドです。
板型のガラス管の中に8桁の7セグ表示パターンと記号桁が封入されている蛍光表示管です。
写真の蛍光表示管の下に、Arduinoで制御される昇圧コンバータと、蛍光表示管のドライバがあります。
Arduino互換のATmega328Pを使用したコントローラを搭載しているので、単体で動作が可能です。