昭和六二年、日本国有鉄道の民営化は国会で否決され、日本の鉄 道は国有のまま存続することとなる。 国策による整備新幹線事業は加速の一途を辿り、平成二〇年現在、 北陸新幹線高崎〜長野間、東北新幹線盛岡〜八戸間が開業し、今 後も北陸、東北・北海道への延伸が計画されている。この計画の 進捗と共に並行在来線の経営問題が表面化したが、国鉄はそのま ま保有することを表明。並行在来線は引き続き国鉄路線として、 列車数を減らしながらも存続する道を歩んでいる。 それは、信越本線横川〜軽井沢間も例外ではなかった。 平成九年、北陸新幹線の長野開業を迎えたが、碓氷峠を越える横 川〜軽井沢間は列車数が激減したものの、一日数往復の旅客列車 と貨物列車の運転を残し存続することとなった。 横軽専用補助機関車EF63形電気機関車も、その数を減らした もののその役目を全うすべく、三組六輌の機関車が活躍を続けて いた。 この物語は、EF63形型機関車の運用を支える高崎機関区横川 派出所(旧横川機関区)の日常を描いたものである。
著者:廣瀬川 綾 |
オフセットA5サイズ |
表紙デザイン:廣瀬川 綾 |
総項数:78ページ |
価格:500円 |
発行:秋ヶ瀬軽便鉄道出版部/Progressive |
発売:秋ヶ瀬軽便鉄道出版部/ジャンク・ヤード |
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