「見つけましたわ、お兄様」 エイブラハム・ストーカーの前に、大きな丸眼鏡にそ ばかすの少女が現れた。いや貴族の従者に体を乗っ取 られた妹の一人、ケイトだ。エイブのメイド、ジュネ が不在の今、ケイトは巨大な狼を使役し、エイブを自 分達の暮らす島へと連れ去ろうとするのだが…… ――「砕けはしない」 夜朱鳥文生が、どうしても黒板の文字が読めなくなっ たのが、中学校二年生の一学期だった。両親に連れら れ、町はずれの山中にある親類が営むという怪しげな 店で作った眼鏡は、文生の趣味を無視した、古風な金 縁眼鏡だった。眼鏡初日から、ふとした事で文代は白 い奇妙な人影を見るようになった。始めは不慣れな眼 鏡が見せる錯覚か幻覚だろうと思った。しかし…… ――「奇怪堂の眼鏡」 全宇宙の眼鏡を愛する全ての眼鏡人に贈る、眼鏡力に 溢れる二編を収録!
作者 | 作品名 | 挿絵 |
成重鈴太郎 | 砕けはしない | なかせよしみ |
村山慶 | 奇怪堂の眼鏡 | 村山慶 |
オフセットA5サイズ |
表紙デザイン:村山慶 |
総項数:64ページ |
価格:400円 |
発行:Progressive |
発売:ジャンク・ヤード |
[index|Progressive|ジャンク・ヤード出版局] Copyright(c)1997-2004 Progressive mail to hayasita@@na.rim.or.jp Last Updated: Thursday, 09-Dec-2004 00:40:08 JST |