「これは使いようによっては栄耀栄華を極めることがで きるものだ」 三回目の科挙に落ち、故郷に足を向けが たく思って酒肆でぐだぐだとしていた儂に、そこで出会っ た一人の廬翁が取り出したのは一つの枕だった。 真剣な廬翁の態度に、ものは試しと枕を使ってみた儂 は…… ――「廬枕記」 取引の真っ只中に銃と刀で突入し、居並ぶ全員を殺戮 して獲物をいただく。それがロルフとビアンカの二人に 与えられた仕事だった。通常の人間の数倍の力とスピー ドを持つ獣人である二人。ある仕事をきっかけとして、 ビアンカはロルフの過去を垣間見るのだが…… ――「牙の向こう側」 事故で昏睡状態だった私は、大脳生理学と財団の力で、 新しい自分の体を得た。その体には心臓の鼓動こそ無かっ たが、それでも自分自身として世界と向き合うことので きる体だった。 ただし、それは自分で自分自身を殺す代償としてしか 与えられないものだったのだが…… ――「Live me Me.」 生と死の境界線の傍らをゆく三編を収録!
作者 | 作品名 | 挿絵 |
まるやまなおゆき | 廬枕記 | |
早坂千尋 | 牙の向こう側 | 木本達朗 |
小川一水 | Live me Me. | 村山慶 |
オフセットA5サイズ |
表紙デザイン:nnagai&katuren |
総項数:66ページ |
価格:500円 |
発行:Progressive |
発売:ジャンク・ヤード |
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