外惑星の基地に突然現れた謎の飛行物体。それは人類が初 めて出会う地球外起源の活動体であり、宣戦布告なき戦争 の始まりだった。 最初の一年間で、人類の活動領域は月を含む地球圏と資源 採掘基地のある木星圏へと後退を余儀なくされた。 重水素・ヘリウム3プラントのある木星は、人類にとって 重要な資源基地であるのと同時に、最大の戦場だった。 月基地から補充部隊として投入されたパイロット達。その 中の一人、須藤秀明中尉は、一人の少女と出会う。 彼女、星野瞳中尉は重駆逐軌道戦闘機<ルサリィ>を駆る 木星圏のトップ・エースだった。 生きて、帰ってくること。それが地球から遠く離れた過酷 な戦場で、パイロット達に与えられた至上命令だった。 敵の猛攻の前に、次々と戦死してゆくパイロット達。 その中で、たった一人で数十倍の敵と互角に戦う瞳。その 僚機として戦場を飛ぶ須藤。 彼らは、過酷な戦場で何を見るのか。 宇宙を翔るパイロット達の姿を描く戦争SF、前編。
オフセットA5サイズ |
著者:早坂千尋 |
表紙デザイン:nnagai&katuren |
総項数:64ページ |
価格:500円 |
発行:Progressive |
発売:ジャンク・ヤード |
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